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令和4(2022)年度 会員総会を開催しました

令和4年度看護エデュケア研究会 会員総会を下記の通り開催いたしました。

看護エデュケア研究会総会
開催日時:令和5年2月12日(日)16:15~16:45
開催場所:ZOOM ミーティング

当日の会員総会の資料が必要な会員の方は、事務局までご連絡ください。

会員の皆様へ:令和4(2022)年度 会員総会の開催について

令和4(2022)年度 会員総会を下記の通り開催いたします。
日時:令和5年2月12日(日)16:15~16:45
開催方法:Zoom
議題
1.令和3(2021)年度 活動報告
2.令和3(2021)年度 会計報告
3.令和3(2021)年度 会員動向
4.今後の研究会の在り方について
5.その他

定例会に参加されず、会員総会のみに参加を予定される会員の方は、
事務局アドレス(kanri@ns-educare.jp)に、2月10日(金)までにご連絡ください。

令和4(2022)年 第2回定例会のご案内

第2回定例会を下記の通り開催いたします。
本テーマにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
チラシはこちら → 2022年度 第2回定例会チラシ

テーマ

看護技術教育におけるシミュレーション学習の実際-ファシリテーションと評価-

話題提供者

 伊藤 朗子 先生(千里金蘭大学看護学部 准教授)
 

開催情報

 日時:令和5年2月12日(日)13:30~16:00(受付開始13:00~)
 開催方法:オンライン開催(ZOOM)
※2月10日に、研究会事務局より、Zoom招待メールを登録アドレスに送付します。
※Zoom開催のため、2月9日(木)までに、事前申し込みをお願いします。
 対象者:本研究会会員 および 看護教員、看護職の方
 参加費:無料
 定員:20名程度

本定例会は申し込みを終了いたしました。ありがとうございました。

令和4(2022)年度 看護エデュケア研究会セミナーを開催しました

 2022年度看護エデュケア研究会セミナーでは、松下看護専門学校副学校長・日本看護学校協議会会長である水方智子先生をお招きして「認識論でうまくいく看護教育における活用~相手のアタマの中に入らなければ看護も教育も始まらない~」というテーマで開催しました。休日にも関わらず、30名以上の看護基礎教育現場また臨床現場の方々にご参加いただきました。
 認識論について研鑽を積み、その理論に基づいた教育に携わってこられた水方先生のご経験をもとに、ご講義をいただきました。最初に、小学校の授業事例(授業中に当てられて発言した1年生の女児が、教員の返答により最後には泣いてしまうという場面)を提示いただきました。なぜ女児が泣いてしまったのかなど、こういった現象は学習者の認識に教員が気づけていないことから生じていることに気づかされました。教育は、学習者の認識に目を向けることから始まり、学習者の認識から学習意欲を引き出すような関わりが必要になります。相手の認識をそのまま理解することはできないため、その表現としての言葉や態度、また、その表現に影響する状況も加味した理解が必要になることを学びました。
 さらに認識には、具象、半抽象、抽象のレベルがあり、それは「感覚」「表象」「概念」に対応します。これら3つのレベルの上り下り、「具象」から「抽象」へは「つまり」の思考(帰納的思考)、「抽象」から「具象」へは「たとえば」の思考(演繹的思考)がセットとして学習されることではじめて「わかる」につながります。本セミナーでは、様々な具体例をご提示いただきながら、私たちも演繹的思考と帰納的思考を活用して認識論について学んでいることを感じました。
 セミナー後半は、自身の事例を用いてグループワークを行いました。認識論の学習は、自分の事例を使ってこそ!ということです。各グループでは、実習指導や日々のスタッフ指導の中で、困ったなと思う場面を共有しながら、講義での学びを活かして学び合う時間をとなりました。例えば、教員と学生の認識のずれに気付かされ、教員自身として反省しつつ、相手の思いを聴くことの大切さを改めて共有できたと思います。相手の立場に立つというのは簡単なようですが、自分の体験を共有することで、本当の意味で、相手の認識に気づく大切さを私たちが実感する時間になったのではないかと思います。
 最後に、水方先生より「ずれがあるから発展がある」というメッセージを頂きました。つまり、自分の思いと相手の思いにずれがあるから対話が始まり、相互理解が生まれるということです。そして、ずれがあると私たちが感じている学生こそが、私たちの教育力を強めてくれる存在であり、「教えることは自分が成長すること」という教育の原点に立ち返らなければならないことに気付かされました。
 参加者の皆様にとっても、このセミナーの学びが明日からのご自身の実践のヒントになればよいなと思っております。また、皆様にお会いできることを楽しみにしております。

令和4(2022)年度 第1回定例会を開催しました

日時:2022年10月2日(日)13:30~16:30(オンライン(ZOOM)開催)
 本年度も昨年度に引き続き、オンライン開催となりました。「統合看護実習で何を学ばせるか」をテーマに、兵庫医科大学講師の三谷理恵先生に話題提供をして頂きました。
 三谷先生は、統合実習教育に関しての研究をされており、今回は、統合実習の位置づけや指定規則の変遷などから遡り、看護学生の実践を得た学びからの結果と学生が複数受け持ちを経験する意義や、看護教員の認識と運営の実態について報告していただきました。
統合実習において複数患者を受け持つ体験からの学びを分析した研究成果として、看護師と共に複数患者にケアを提供するという看護実践の一部を担う経験によって、自分の看護実践を振り返り、患者中心の看護を改めて理解すること、さらに、これまでの臨床実習と対比しながら、学生の看護の統合の機会になっているのではないかという考えを示されました。しかしながら、統合実習を経験した卒業生によると、卒後教育が充実しつつある現場の中では、複数受け持ち体験が卒後の実践にどの程度活かされているかは疑問だという意見もあったそうです。たとえ実習で体験していなかったとしても、看護師として働く現場に対する受け止めは変わらない可能性があり、統合実習が学生から看護師への移行支援に繋がっているのかという疑問も提示されました。
 また統合実習の教育方法は多様で、統合実習の具体的な方法や指導体制、教育課程別の比較といった実態調査の結果を提示いただきました。調査では、教育課程に関わらずチームの一員として他者と協働しながら看護職の役割を実践的に理解することや、自己の課題の明確化、看護観の醸成を目指した教育がなされていることが明らかになりました。さらに、教育課程別に比較すると、教育年限が3年課程では、看護チームの一員として実践する視点を学ぶことを、4年課程では連携・協働的な看護活動への理解が深まる視点を学ぶことにより重視されていることが示されました。
これまでの発表から、統合実習には多様な形態があり、またその学びも多様な中、学生にとって統合看護実習でどのような体験が必要なのか、何を学びとることが重要なのか、ディスカッションの視点が示され、参加者全員で話し合いました。
 まず、今年度の統合実習についての話題になりました。コロナ禍による学生の実習体験の貧弱さが危惧される中、基礎実習や領域実習で培われているはずのコミュニケーション力や、社会化、グループダイナミクスなどが、4年生の統合実習でも育まれていないと思われる場面が多くみられるとの意見が出されました。また、新人研修が各施設で強化されるようになり、実務に即した新人教育も充実してきました。このような現状をふまえて、統合実習では、基礎教育で学んでほしいことの目的や課題を明確にし、各学校で学ぶ実習の中での統合実習の位置づけを考える必要があります。そして、統合するべき内容は何かが検討され、何を実習として実施していくか、必要とされる統合は何か、また、そのことを実践に繋げるために、どう統合していくか、どう看護を学ばせたいかなど、教材観、学生観を明確にし、実習という行為を通して何を実現したいかを検討する必要がある、など多くの意見がだされました。統合実習が指定規則上に新設された時代と現在では、統合実習の意味付けがかなり異なっている中、2022年度から始まった新カリキュラムでは、統合実習をどのように位置づけるかが検討され目標設定される必要があります。どのような実習を行うにも、各教員の教育観や教材観のばらつきが大きいと学生の目標達成が困難になることもあるため、実習目標や指導理念の共有が必要であることなど、課題が多くあることが理解できました。
 今回の定例会では、何か答えを出すのではなく、話し合うことで、それぞれの課題や解決策の一助になり得たことが実感できました。今後、新カリキュラムの学生たちが、4年次を迎えるにあたって、それぞれの施設で、統合される実習、あるいは学内演習をデザインできるよう教員間の共有理解が必要となります。また実習方法も、VRやICTの活用、臨地で学ばせたいことと、学内で学ぶことを、学生が「学べた」と思うような仕組み作りや実習デザイン、企画の検討を充分に行う必要があります。
 今回、話題提供いただきました三谷理恵先生、ありがとうございました。ご参加いただいた先生方からも貴重なご意見を頂き、充実した会になりました。今後ともよろしくお願い致します。

2022年度 セミナーのご案内

 看護実践において、患者さんの気持ちが理解できない、患者さんや看護師の思い違いでトラブルになったという経験はないでしょうか。あるいは、看護教育実践において、学生に教員の意図が伝わっていなかった、えたのに理解されていなかった等の経験はないでしょうか。看護も教育も人を対象とする活動では、相手のアタマの中、つまり「認識」を知ろうと取り組むことから始まると言っても過言ではありません。
 今回のセミナーでは、「認識論」を長年にわたり活用し看護教育を実践されてきた水方智子先生より、認識論の基本的な考え方、看護教育での活用方法についてご講演いただく事を企画いたしました。
 皆様のご参加をお待ちしております。

チラシはこちらから→ 研究会用セミナーチラシ(HP)

テーマ

 認識論でうまくいく-看護教育における活用-
 ~相手のアタマの中に入らなければ看護も教育も始まらない~

講師

 水方 智子 先生 (パナソニック健康保険組合立松下看護専門学校 副学校長)

日時

 2022年10月23日(日)13:30~16:30

方法

 WEB開催(ZOOM)

会費

会員 無料  一般参加者:1000円

定員

30名(先着順)
本セミナーは、10月23日に終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

令和4(2022)年度 第1回定例会のご案内

令和4(2022)年度 第1回定例会のご案内

第1回定例会を下記の通り開催いたします。
本テーマにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
チラシはこちら → 2022第1回定例会チラシ (HP)

テーマ

 看護学生から新人看護師への移行支援 統合看護実習で何を学ばせるか

話題提供者

 三谷 理恵 先生(兵庫医科大学看護学部 講師)
 

開催情報

 日時:令和4年10月2日(日)13:30~16:30(受付開始13:00~)
 開催方法:オンライン開催(ZOOM)
※開催時間までに、研究会事務局より、Zoom招待メールを登録アドレスに送付します。
※Zoom開催のため、9月28日(水)までに、事前申し込みをお願いします。
 対象者:本研究会会員 および 看護教員、看護職の方
 参加費:無料
 定員:20名程度

※本定例会は終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

令和4年度 看護エデュケア研究会 年間計画

令和4(2022)年度看護エデュケア研究会の定例会、セミナーの日程をご案内いたします。
定例会、セミナーの詳細は確定次第、ホームページでお知らせいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

第1回定例会

テーマ:看護学生から新人看護師への移行の支援:統合看護実習で何を学ばせるか
開催日時:2022年10月2日(日) 13:30~16:30 
開催方法:ZOOM
話題提供者:三谷 理恵 先生(兵庫医科大学看護学部)

2022年度セミナー

 テーマ:認識論でうまくいく―看護教育における活用ー
〜相手のアタマの中に飛び込まなければ看護も教育も始まらない~
開催日時:2022年10月23日(日)13:30~16:30
開催方法:ZOOM 
講  師:水方 智子 先生
(パナソニック健康保険組合立 松下看護専門学校 副学校長)

第2回定例会

 開催日時:2023年2月12日(日)13:30~16:30 (予定)
 開催方法:ZOOM

令和3(2021)年度:会員総会を開催しました

令和3年度看護エデュケア研究会 会員総会を下記の通り開催いたしました。

看護エデュケア研究会総会
開催日時:令和4年2月27日(日)17:20~18:00
開催場所:ZOOM ミーティング

当日の会員総会の資料が必要な会員の方は、事務局までご連絡ください。